花で楽しむ冬

冬の訪れとともに花卉部では鮮やかな色合いを持つ冬の主役たちが並び始めます。
なかでも、シクラメン、ポインセチア、シンビジウムは毎年需要が高まる人気の3代冬花。
贈り物にも自宅の色どりにも活躍し、園芸業界でも重要な商材として扱われています。

◆シクラメン◆
シクラメンは、冬の鉢花市場を代表する存在。
多彩な花色とふんわりとした花姿が魅力で、11月〜12月にかけて需要がピークを迎えます。
明るい窓辺に置くだけで冬の部屋を華やかにし、比較的長く花を楽しめるのが人気の理由です。
・近年は“フリル咲き”や“八重咲き”“香り系”など、品種の多様化が進み、ギフト需要も増加傾向。

◆ポインセチア◆
クリスマスシーズンの定番、ポインセチア。実は赤い部分は花ではなく“苞葉(ほうよう)”で、
鮮やかな発色が季節の雰囲気を演出してくれます。クリスマス装飾との相性が抜群で、
贈り物や店舗ディスプレイに欠かせない存在です。
・クリスマス商戦に合わせ、11月下旬〜12月上旬が最も動く時期。
・定番の赤に加え、白、ピンク、マーブルなどのカラーバリエーションが人気を後押し。

◆シンビジウム◆
冬の洋ラン市場で圧倒的な存在感を放つシンビジウム。気品ある花姿と長く楽しめることから、
ギフトとしての需要が非常に高い花です。
花もちがとても良く、寒い季節でも室内で長期間楽しめるため、価格帯が高くても支持されています。
冬の花市場は、シクラメンの華やかさ、ポインセチアの季節感、シンビジウムの高級感が
バランスよく揃うことで、毎年大きな盛り上がりを見せます。
これらの花は見た目の美しさだけでなく、冬の暮らしを豊かにする存在でもあります。


